塾代助成って塾以外にも使えるの?対象者は?
意外と知られていないのですが、この塾代助成は「塾」以外にも利用が可能です。
詳しく解説しますね。
大阪市の塾代助成事業について
まずは大阪市塾代助成事業の詳細や、対象者、所得要件について説明します。
大阪市塾代助成事業とは?
大阪市の塾代助成事業とは、大阪市で2013年度から始まった制度です。
子育て世代の負担軽減と、こどもたちの学力や学習意欲、個性や才能を伸ばす機会を提供することを目的としています。
学校外教育(塾や習い事)の費用が、月10,000円を上限として助成されます。
10,000円以内の習い事でなくても、例えば月謝が15,000円であれば、自己負担が5,000円と具合に利用可能。
逆に10,000円未満であれば、残りは他の習い事に利用する、ということができます。
各家庭に直接支払われるのではなく、利用した業者に支払われる仕組みです。
月謝以外にも、入会金や教材などの購入費にも充てることができます(一部制限あり)
塾代助成の対象者は?
一定の所得要件があり、大阪市内在住の中学生のうち約5割を対象としています。
小学生や高校生は利用できません。
「大阪市塾代助成カード交付申請書(第1号様式)」で申請をする必要があります。
2019年度(2019年4月~2020年3月)に、1 か月以上カードの利用があった生徒数は16,968 人(利用率 58.2%)だったとのことです。
※大阪市の発表資料より
所得要件について
養育者とその配偶者の所得金額の合計が、下記の表の金額未満であれば対象となります。
ただし、下記の金額から控除される金額がある可能性があるので、審査基準となる所得金額は収入金額と異なる事があるようです。
扶養親族等の数 | 所得制限限度額 |
---|---|
0人 | 3,220,000円 |
1人 | 3,600,000円 |
2人 | 3,980,000円 |
3人 | 4,360,000円 |
4人 | 4,740,000円 |
5人 | 5,120,000円 |
6人以上 | 1人増すごとに38万円加算 |
大阪市HPより引用(2021年10月時点)
塾代助成事業の利用方法は?
利用方法が少し複雑なので説明しますね。
・12月頃に運営事務局から利用の案内が届くので、その書類を返送することで申請をします。
↓
・要件を満たしていれば、助成カードとパスワードが発行されます。
↓
・塾代助成のHPで、利用できる習い事を探します。
※もしくは、現在習っている習い事に適用できるか、スクールに確認してみましょう。
↓
・入塾した塾や習い事スクールに、カードとパスワードを提示しましょう。
また、毎月の月謝で何円利用するか、毎月確認されます。
↓
・毎月のお月謝から、利用金額が減額されます。
↓
・塾・習い事スクールが助成金使用を運営事務局に申請します。
↓
・運営事務局から塾・習い事スクールに申請金額が振り込まれます。
塾だけじゃない!塾代助成を使える習い事
塾代助成事業という名称から、塾にしか使えないのかと思われがちですが、実は多種多様な習い事に利用できます。
集団塾・個別指導塾
まずは当然、塾には利用できます。
集団塾や個別指導塾はもちろん、英会話教室やフリースクールなどにも利用できます。
オンラインで指導する塾でも利用可能ですよ。
家庭教師
家庭教師にも利用が可能です。
今や、大阪市内に派遣が可能な家庭教師会社は、ほぼ全てと言ってもいいほど多くの会社が対象事業者です。
また、オンライン家庭教師でも利用が可能です。
音楽の習い事
ピアノなどの音楽の習い事にも利用可能です。
ピアノだけでなく、ギターやフルート、和太鼓などなど。
いろいろな習い事に使えるのは嬉しいですね。
スポーツの習い事
スイミングスクールや体操教室などにも塾代助成が使えます。
また、サッカー教室や野球スクール、空手・柔道などの武道も対象となっているスクールがあります。
ダンスやヨガなども対象となっているところがありますよ。
その他の習い事
パソコンスクール、囲碁、バレエ、珠算、書道、日本語教室などなど。
他にもいろいろな習い事があります。
また、ご希望の塾やスクールが対象になっていない場合、対象となるようにリクエストもできます。
塾代助成のHPで検索できるページがあるので、お住いの地域でどんな習い事があるか一度見てみてはいかがでしょうか。
→塾代助成教室検索ページ
また、塾代助成の申請方法やQ&Aなど公式な情報は公式HPからご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
月1万円の助成は、子育て世代にとっては非常に大きなものだと思います。
このような制度、大阪市だけでなく他の自治体にもやってほしいものですね。
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