簡単!勉強苦手な中学生におすすめ勉強方法・コツ【11選】

読者
うちの子、ほんとに成績が悪くて…
効率の良い成績が上がる勉強方法はない?
勉強サーチ編集長
こんなお悩みをお持ちの保護者さん、多いですよね。
勉強のやり方にはコツがあります。
まずは簡単にできる方法から試してみましょう!
この記事を読むと…
・ 簡単に、すぐに実践できる勉強方法がわかる
・ 成績が上がりやすい学習環境がわかる
・ 学校での過ごし方の注意点がわかる

・ テストの点数UP方法がわかる
今回は「勉強のやり方編」「勉強環境編」「学校での過ごし方編」「テストの受け方編」に分けて紹介していきます。
それではいきましょう。

おすすめ勉強方法~勉強のやり方・コツ編~

おすすめ勉強方法~勉強のやり方・コツ編~

勉強のやり方・コツ編では、なるべく簡単にできてかつ効果的なものを選びました。
今日からでも実践できるようなやり方なので、ぜひお子さんに教えてあげてください。

予習と復習、どちらが効果的?

「よし、今日から学校の宿題の他に、予習と復習もするぞ!」と意気込んでも、なかなか進まなくてあきらめてしまう。
私も中学生の頃こんな経験があります。

予習と復習をいきなり両方やろうとしても、なかなか難しいものです。
そんな時は、
まずは「復習だけ」やってみると良いでしょう
もちろん、両方とも大事なことなのですが、復習の方が続きやすいのです。

予習というのは、「まだ学校で習っていない所を勉強する」ので、なかなか自分一人では前に進みません。
復習は、「
一度学校の授業で教わったことを勉強する」ので、勉強しやすいのです。

『復習は、予習の5倍の効果がある』とも言われています。
まずは、復習の方からチャレンジさせるようにしてみてください。

夜寝る前に、5分だけの習慣で成績が上がる!?

「夜寝る前に、5分だけある事をやるだけで成績が上がる」と言われても、なんだか胡散臭く聞こえるかもしれませんね。
しかし、ちゃんと科学的根拠に基づいた成果の出る勉強法なのでご安心ください。

それは、「今日勉強した事を、もう1回見直してみる」ということです。
「でも、寝る前に勉強するなんて」と思われるかもしれませんが、本当に簡単なことです。

まず、この作業は机に向かう必要がありません
ベッドに寝転びながら、今日勉強したノートや教科書をパラパラと眺めるだけです。
そうやって眺めていると、「あの時先生があんな事言っていたな~」とか、「数学の時ご飯を食べたばかりで、すごく眠かったな~」など、色々な記憶が頭の中によみがえってきます。

何かを覚えようとする時は、「24時間以内に再確認する」ことが大事であると言われています。(エビングハウスの忘却曲線より)
これを行えば、やったことの約8割は記憶され、行わないとやったことの約7割をすぐに忘れてしまいます。

ノートや教科書をパラパラ見ると、頭の中では記憶を呼び覚ましていて、自然と再確認している事になっているのです。
これをするだけで、次の日の授業を受けやすくなります。

「24時間以内に再確認しなさい!」と言うと、お子さんは嫌がるかもしれませんが、寝る前にパラパラ眺めるだけ」なら簡単そうに聞こえますよね。
とても簡単ですが、効果は絶大!是非今日から試してみてください。

テスト直前のノートまとめは効果が低い

定期テストの直前に、教科書の要点をノートへ綺麗にまとめているお子さんを時々見かけます(特に理科や社会)。
このようなノートまとめは、
普段から復習としてやるのであれば、ある程度効果のある勉強法と言えます。

しかし、テストの直前に作り始めては遅すぎです。

定期テストの理科や社会の範囲は割と広いので、一気にノートにまとめようとすると、かなり時間がかかります
これでは問題演習をする時間がなくなってしまいますし、他の教科にも影響が出てしまいます。

ノートに綺麗にまとめている時間があるのなら、教科書を声を出して読みながら、単語を何回も書いていく(書きなぐりでOK)方が効果ありです。
インプットとアウトプットのバランスを意識させてみましょう。

おすすめ勉強方法・コツ~学習環境編~

おすすめ勉強方法・コツ~学習環境編~

せっかく勉強していても、成果が出ない…なんてことはありませんか?
もしかすると学習環境に問題があるのかもしれません。
簡単に改善できる学習環境のポイントを紹介します。

ながら勉強はNG!

お子さんは、音楽を聴きながら・TVを観ながら勉強していませんか?

TVを観ながらというのは言わずもがなですが、音楽を聞きながら勉強をするのも実は良くありません
なぜなら、人間の脳は2つのことを同時に行うこと(マルチタスク)が苦手だからです。
マルチタスクをすると脳は極度の疲労を感じ、その疲労により脳のパフォーマンスが悪くなり、効率もかなり低下してしまうのです。

どうしても無音が気になるようであれば、雨音や波の音などの自然の音を流すと良いでしょう。
自然の音であれば脳が「雑音」として処理するため、マルチタスクになることはないそうです。

勉強中はスマホを見えないところへ

お子さんはスマホを持っていますか?
最近は中学生のお子さんもスマホを持っていることが多いですよね。

便利なスマホですが、勉強中にスマホをチラチラ…なんてことはないでしょうか。
勉強中にスマホを机の上においておくと、勉強の効率が落ちてしまうので注意しましょう。

ある研究によると、人間が本当に集中するまでにかかる時間は「約23分」だそうです。
しかし、スマホの着信音などのちょっとしたことで、集中力は切れてしまいます。
そして一度途切れた集中力が元に戻るには、「約27分」かかります。

これはもったいないですし、効率が悪くなるのもうなずけますよね。
勉強中はお子さんからスマホを預かるなど、目に見えないところに保管しましょう。

眠たくなったらどうする?

「明日は大事な期末テスト。今日はちょっと頑張ろう!」
そんな時に限って、すぐに眠くなったりするお子さんも多いはず。

睡魔と闘いながら勉強を続けても、効率がよくありません。
眠くなったときは、思い切って
寝てしまうのが一番です。

ただし、本格的に寝るのではなく、20~30分だけ寝るようにしてみてください。
生理学的にも少しの時間だけ仮眠すると、その後は頭がすっきりして、勉強がはかどるそうです。

ベッドや布団に入って寝ると、「そのまま朝まで」ということになりかねないので、仮眠の場所(例えば椅子を倒して寝るとか)を用意すると良いでしょう。
※風邪をひかないように毛布を用意するなど、注意してください!

ただ、あまり無理しても良くないので、そもそも睡眠時間は十分取らせるようにしましょう。

おすすめの勉強方法・コツ~学校での過ごし方編~

おすすめの勉強方法・コツ~学校での過ごし方編~

お子さんは学校でどのように過ごしているでしょうか。
どうせ授業を受けるなら、有意義な時間にしたいものです。
成績が上がる授業の受け方はどのようなものでしょうか。

授業では「なぜ?」を意識して

授業を受ける時、ただ話を聞いているだけでは、せっかく授業を受けているのにもったいないです。
「何故そうなるのか?」を考えながら先生の話を聞くようにお子さんに促してください。
たいていの疑問は、先生が理由などを説明してくれるはずです。

もちろん、授業だけでは解決できない事もあるかと思います。
そんな時は、学校の先生や塾・家庭教師の先生に、
「なるほど!」と納得するまで質問することが大事です。

このように納得して憶えたものは、単純な暗記と違って忘れる率が大幅に低くなります。
ただ単に丸暗記するだけだと、単純でつまらない作業に感じてしまいますが、理解して納得する学習が身につくと、達成感があって勉強の面白さがわかってきます。

内申点は本当に大事!

高校受験において「内申点」は、どこの地域の公立高校の入試でも非常に重要なものです。
入試のテストの点数が良くても、
内申点が悪いので不合格になってしまう…という事もあり得ます。

内申点は主に「テストの点数」「授業態度」「提出物」などによって点数が決められます。
定期テストの点が良くても、宿題を提出していなければ
成績が悪くなってしまうのです。

“先生に気に入られるようにしなさい”とは言いませんが、例えば「授業で積極的に発言する」「わからない所の質問にいく」「宿題はしっかりと提出する」といった事を気をつけるだけで、内申点が多少変わってくるはずです。

また、主要5科目以外の教科「音楽・技術家庭科・体育・美術」の成績も大切です。
これらの科目も内申点に関わってきますので、
授業に積極的に取り組むことが大事だと言えるでしょう。

ノートのとり方

授業のノートは、あとで見直した時の記憶の糸口になるので、しっかり取る事が重要です。

ただし、ノートを取ることが目的にならないように注意しましょう
たまに、すごくカラフルで凝ったノートを作っているお子さんをがいますが、これはあまり良くありません。
あまり懲りすぎると続かない事が多いですし、授業の内容が頭に入りません。
ノートは黒と赤の2色
くらいがベストです。

また、ノートのスミに「その時思ったこと」等を書き込んでおくと、その時の記憶が蘇りやすくなります。
(例えば、「雨がすごく降っている」とか、「先生がこんなダジャレを言った」とか…)

お子さんが「自分で見て分かりやすい」ノートを心がけさせてみてください。

おすすめ勉強法・コツ~テストの点数UP編~

おすすめの勉強方法・コツ~テストの点数UP編~

やはりテストの点数は重要です。
テストの受け方やお子さんの癖を見抜くことによって、テストの点数UPにつながります。

テストの受け方で点数が変わる

テストで「時間が足りなくなる」なんてことはありませんか?

もちろん、たくさん問題演習をして、問題を解く時間を短くすることも大切ですが、もう一つ、テストを受ける時の大事なポイントがあります。

実は、テストの点数が良い人ほど時間のかかる難しい問題は飛ばして、テストの見直しに時間を使っているのです。

難しい問題は、出来る人が少ないので、最悪解けなかったり間違ったりしてもそこまで差は出ません。
しかし、簡単な問題は多くの人が解けるので、これを間違えてしまうと
大きな差がつきやすいのです。

テストを受ける時、分からない問題は一度飛ばして、他の問題を最後まで説いてしまいましょう。
そして、一度全体の見直しをしてから、分からない問題にもう一度じっくり取り組んでください。
時間配分をしっかり決めることで、テストの点数は変わってくるはずです。

集中してミスを減らす

例えば、数学の計算間違い。
「式や計算の仕方は合っていたのに、答えだけが間違っていて×だった」というような答案はありませんか?

単純なミスは、どんなお子さんでもしてしまうものです。
しかし、
“自分がミスしやすい所”を事前に知っていれば、ミスを防ぐことも出来るのです。

まずは、問題集などをコピーして、簡単なテストを作ってください。
それを、時間を決めて解かせます。
そして、お子さん自身に答え合わせをさせててください。

1問でも間違っていたら、もう一回やり直し!
同じテストを作って、もう一度同じように解かせてください。
100点を取れるまで、
何回も何回もやり直します。

単純な方法ですが、ミスをするとやり直しなので、かなり集中して取り組むはずです。
ゲームのようにしても面白いかもしれませんね。
また、間違いが無いか、何度も見直しをするクセが付くでしょう。

これを繰り返すことで、お子さん自身“自分がミスしやすい所”がだんだん分かってくるはずです。
是非試してみてください。

まとめ

いかがでしたか?
いきなり全部を完璧に、ということは難しいでしょうから、まずは1つずつ試してみてください。
そして、お子さんに合っているものだけを取り入れればOKです。
というのも、一人ひとり個性があるので、他の子に効果があってもお子さんに効果があるとは限らないからです。
ぜひお子さんに向いている勉強法を見つけてあげてください。

勉強サーチ編集長
そうは言っても、親の言うことはなかなか言うことを聞いてくれない…
なんてこともあると思います。実はうちの子もそうです(笑)
そんなときは、家庭教師などの第3者から言ってもらうのも一つの方法ですよ。
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